目次
はじめに
徒歩キャンプ、自転車キャンプ、登山といったUL(ウルトラライト)スタイルを志向する者にとって、タープの軽量性と携帯性は最も重要な要素である。ここでは私のお気に入りのLITEWAYの「PYRAOMM SOLO TARP DCF」を実使用にもとづいてレビューする。

基本スペック
項目 | 詳細 |
---|---|
モデル名 | PYRAOMM SOLO TARP DCF |
ブランド | LITEWAY |
素材 | Dyneema® Composite Fabric(DCF) Camo:0.67 oz/Black:1.0 oz |
重量 | Camo:303g/Black:325g |
展開サイズ | 276cm(長辺) × 120cm(奥行) × 高さ120cm |
収納サイズ | 約 直径12cm × 長さ25cm |
価格 | 約899 AUD(日本円で約8〜9万円前後、為替相場により変動) |
特徴と魅力

驚異的な軽さとコンパクトさ
重量300gという、UL装備としても驚くべき軽さであり、バッグの中でもかさばらない。UL派の装備重量削減に直結する。
簡単設営のワンポール形式
設営にはトレッキングポール1本とペグ6本があればよく、そのスピード感と手軽さも魅力である。


透け感のある美しい見た目
内部でライトを灯せば、カモフラージュ柄が淡く透けて幻想的な空間を演出する。
気になった点
- とにかく高価格
DCF素材ゆえの価格帯であり、他の素材を使用したタープの倍以上の値段である。
キャンプ用品や登山用品等を一式購入できてしまう程の高額なため、入門者には適さないだろう。 - 風によるバタつき音
DCF生地のため、風が強いとバタつき音が気になる場面もある。
人によっては夜の眠りを妨げられてしまう可能性がある。 - 軽すぎて飛んでいってしまう
軽量すぎるが故、風の強い日に設営や撤収をしようとすると、飛ばされて行ってしまうことがある。
重りを置いたり、すぐさまに1か所でもペグを打たないと10万円が遙か彼方へ飛んでいくことに。
総評
PYRAOMM SOLO TARP DCFは、軽量性・携帯性・設営の簡便さのすべてを高いレベルで満たしたソロUL派のためのタープである。価格が高いとはいえ、それに見合う性能を持つロマン枠の装備である。
おすすめ対象
- ソロUL(ウルトラライト)キャンパー
- 徒歩・自転車・登山などの軽量装備を求める人
- 雰囲気ある夜間のキャンプサイトを楽しみたい人
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