はじめに
私の最推しギアの一つであるり、Bushcraft志向のキャンパーに魅力的な手作り感ある油加工キャンバスタープ、「Bushcraft Spain Oilskin Tarp 3×3m(カモフラージュ柄)」をレビューする。

基本スペック
項目 | 内容 |
---|---|
ブランド/製品名 | Bushcraft Spain Oilskin Tarp 3×3m(Camo) ※カラバリとしてForest Green/Mountain Brownも存在 |
サイズ | 3×3 m(10’×10’) |
重量 | 約 3 kg(6.5 lb) |
素材 | コットンキャンバス+オイル/ワックス加工 |
構造 | 19ループ配置+補強シーム付き |
価格 | 約 $199〜(モデルによる変動) |
特徴と魅力

重厚感あふれるビジュアル
とにかくカッコいい。
ザ・ブッシュクラフターなビジュアル。
このタープ一つでサイト全体の雰囲気がガラッと変わる。
防水・耐火・耐摩耗性
厚手のキャンバス素材ゆえ、焚火の火の粉にも強い。焚火中心のサイト作りには最適。
オイルワックス加工により、雨天時の使用の際も浸水・雨漏りは感じられない。
ループや縫製がしっかりしており、生地自体の耐久性も高く、定期的なメンテナンスを欠かさなければ、一生モノとなる。


ループ数が多いスクエア型
ループの数が19と多く、使いやすいスクエア型のため、様々な張り方に対応できる。
ポールを使わず森の木々の中ロープのみでの使用や、冬場のフルクローズでの使用など、場面を問わない万能っぷりを発揮する。
購入理由
無骨で存在感のある見た目に一目惚れしたためである。
ポリエステル・ナイロン等の化学繊維素材のタープとは異なる、重厚感あふれる生地は、ギアとの統一感・サイトの雰囲気作りにも寄与してくれる。
使用シーン
基本は山や森の中でのソロキャンプ利用専用。
テントは使わず、ダイヤモンド張りやステルス張り、ビークティピー張りあたりで、リビング兼寝室のタープ泊を行うシェルターとしての運用が似合う。
地べたスタイル・ロースタイルで、無骨なスタイル・ブッシュクラフト感を強めに出したいときに使いたい。
もちろん、オシャレスタイルやULスタイルにはアンマッチ。
シェードとしてなら〜3名程度の利用も可能だが、多少窮屈感があり、あえてこのタープを選ぶ理由は少ないと思われる。
気になった点
- 3mタープで3kgの超重量
このサイズで約3kgはやっぱり重い。
運搬のみではなく設営時においても、細めのポールや枝だと、折れてしまうことも。
伸縮ポールはしっかり締めていても、張力と重みで縮んでしまうことが多々あり。
木やポール・ロープ等張る際に利用するものは、耐久性を意識した選定が必要。 - 収納性は良くない
生地が厚いため、畳みにくくかさばる。
収納袋は無いので、巻物状にしてバックパックに外付けするか、別途袋を用意するのがベター。 - 表面がヌルついている
表面がオイルで少し粘性ある手触り。気になる人は気になるだろう、これが魅力なのだが。
バックパック外付け時には注意が必要。 - メンテナンス頻度
オイルやワックスは定期的に再塗布する必要がある。
面倒臭がりには不向きなタイプではある。
鉄フライパンを育てるのが好きなタイプは、愛着が沸きやすいギアだろうと思う。
総評
美観と耐久性能を重視するれば、このタープは非常に優れている。一方でUL派には重さが、面倒くさがりにはメンテ頻度が足枷となり、人を選ぶだろう。
使い方を見極めれば、最高で一生の相棒となり得る存在である。
おすすめ対象
- 無骨なスタイルを好むキャンパー
- Bushcraft志向のソロキャンパー
- 焚火や木を中心にした自然との時間を楽しみたい人
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