キャンプで焚火を楽しむ上で、焚火台選びは非常に重要である。今回は、無骨派キャンパーから支持を集めるTAKIBISM(タキビズム)の「JIKABI Standard M」(ジカビスタンダードM)を実際に使用し、その魅力と注意点をレビューする。

目次
基本スペック
項目 | 詳細 |
---|---|
ブランド | TAKIBISM |
製品名 | JIKABI Standard M |
価格 | 16,500円(税込) |
サイズ | 直径約400×70mm (パン部:直径270mm、取り外し可) |
重量 | 約1,150g |
素材 | ステンレス製 |
特徴と魅力

圧倒的ビジュアル
とにかくカッコいい。
無骨なデザインは、サイト全体の雰囲気を引き締めてくれる。
外周部で保温が可能
クッカーやケトルを外周部に置くことで、火加減を見ながら保温ができる。
湿った薪を乾かしたり、石を熱したりすることも。


直火感覚で楽しめる
地面に近い構造により、直火のような臨場感を味わえる。地べたスタイルやロースタイルに抜群の相性。
購入理由
数ある焚火台の中からこのモデルを選んだ理由は、圧倒的な「見た目のカッコよさ」である。シンプルながらも存在感のあるフォルムは、焚火時間をより特別なものにしてくれることを確信していた。
結果は言うまでもない。
使用シーン
主にソロやデュオキャンプで使用。特に焚火をじっくり楽しみたい夜や、焚火料理をメインに据えるキャンプなど、焚火中心のサイト作りには欠かせない。
気になった点
- 重量がある
約1.15kgと、結構重量がある。もちろんULキャンパーには不向き、車やバイクは必須だろう。 - 収納性が低い
足は取り外せるが、そもそも円形のため、かなりの面積を要する。
私はバックパックにパッキングしているが、メイン収納の背面部分はこの焚火台で全て埋まってしまう。 - 地面への影響に注意
地面が近いため、耐熱シートの使用はもちろん、更にプラスアルファの対策が必須。
芝生サイトの場合、別の焚火台を利用することも視野に入れる必要があるだろう。
おすすめしたい人
- 無骨キャンプスタイルを好む人
- 焚火をサイトの主役にしたい人
- ソロ~デュオキャンパー
総評
「JIKABI Standard M」は、見た目の美しさと直火感覚を両立した焚火台である。収納性や重量面の弱点や地面保護の課題は多くあるものの、それを補って余りある魅力を持つロマン枠ギアである。焚火の時間をより濃密に楽しみたいキャンパーに強くおすすめできる一台。
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